2008年4月17日木曜日

Daycare

今日はDaycareについて


2歳児で月$900くらい。3歳児で$800くらい。
朝6:30ー夕6:30まで。歯磨き指導は通常ない。送り迎え必要。

以上がIowaの標準みたいです。

入学はImmunization Recordが必要。人気のところでは半年以上待ちは当たり前。ひどいと一年。Matchが決まったら、すぐに順番待ちを。もちろん、DaycareとHospitalとHouseが近ければ近いほど朝の通勤が楽になります。

朝早く、夕遅くなどが必要なときはNannyを雇うか、友人に頼むか、親のところに預けるか・・・くらいしか選択がない。

ちなみにうちは今年はNannyを雇うのと、保育園の目の前に引越しをする予定です。

Immunization

アメリカで働くにあたって、Immunizationをちゃんとしたという証明書が必要です。日本にいるうちに調べたり、打ったり、英文で用意したりしたほうがいいでしょう。以下列挙します。

Measles
Mumps
Rubella
Varricella
HBV
Tetanus
TB test (12ヶ月以内)

なお、MeaslesからHBVまでは、多くの場合抗体価も必要となります。3月中には上記は打っておいて、4月にもし抗体価が必要ということになってもあわてないようにするとよいでしょう。

Phone card

アメリカに来る途中にPhone Cardを買うことが多いと思いますが、空港でうっているものはかなり高額です。アメリカにSettleしたら、スーパーに行き探してみるといいでしょう。きっとレートのいいものがあります。ひどいものになると5-10倍値段が違いますから・・・

まあ、いったんSkipeとか使い始めたら違うんでしょうが、うちは実家の人々が使えないようなので、いまだにPhone cardです。

2008年4月14日月曜日

子供のワクチン

ワクチンは諸説ありそうですが、基本は簡単です。

1.日本のものをとりあえず打つ

2.BCGは打たない

3.Immunization Recordを母子手帳とともに、英語版でつくっておく。以下よりダウンロードするとよいでしょう。

4.Immunization Recordはアメリカに持ってきて、必要あればCatch-upする。

Step1

受験日2007年9月、結果98

1.必要な本
FirstAIDがもっともすばらしいです。
Step-upはいいという人が多いけど、ちょっと間違い多すぎのような気がするのであまり好きではありませんでした。 よんでも、よく分からないところも多かったです。
Step1 Secretは読みやすかったのでトイレで読んでました。3-4問くらい本試験で同じトピックを見ました。
Kaplanのまとめ本は高かったので買っていません。
そのほかは基本的にFirst AIDのうしろに載っているお勧めの本を買いました。各教科については後述。
僕は勉強の後半で、Behav/Cell Biology/Biochemが伸び悩みました。Kaplanのオンラインビデオ、お金があったら見たかったです。時間と金のある人にはいいオプションだと思います。

2.必要な時間・覚悟
やったこと
一日8時間以上3ヶ月毎日
KaplanQbank 2400問、その復習(完成度高い。そっくりな問題も多かった)
Qbook850問、その復習 (完成度高いが、そっくりな問題は少ない印象)
First Aid Q&A 700問(全部はできなかった)、その復習 (問題エラー10問以上ありあまり完成度高くないが、新しいので、そっくりな問題に10こ程度あたった。)
そのほかの本で1000問ぐらい
延べで、約6000問くらい
Step1は記憶の勝負ですから、短期集中のほうが点数の効率はよいと考えます。
今回はマッチングのスケジュールの都合どうしても延期できず3ヶ月としましたが、できれば3ヵ月半~4ヶ月欲しかったです。私の場合はStep2CK・CSを既に受けていたので、ある程度Step1の勉強時間は短縮できたと思います。どうしてかというとPath、PharmやMicroはCKとある程度かぶるからです。
期限を決めてやること、これが大事だと痛感しました。

3.ゴール
日本人感覚的には小学生以来の癖で”なんとなく90+”だが、アメリカ人感覚はちょっと違うので注意したほうがよい。
2 digit 87-88は全体の平均である!アメリカ人の平均は90より高い!と思われる。
Scoring Systemは正規分布が基本でありどちらかというと3DigitScoreが判定の基本である。それによると235/94を超えれば+1SD:Top16%にはいるし、>255/99であれば+2SD:Top 2.5%である。
アメリカ人的にはCompetitiveなUroやDermに行くためには240が目標らしい。つまり>240/95はアメリカ人的にいいスコアといえます。http://medfriends.org/specialty_info.htm
ゴールの設定の仕方は目標とする科によっても違う。例えば、IMであればLess competitiveだが、もともとIMに行きたがる人はScoreもいい場合が多いので230台まではざらにいる。ただし240を超えるとぐっと減る。かたやFMはかなりスコアはばらついている。参考:http://medfriends.org/match_statistics/2005%20Match%20Outcomes.pdf
更にいえば地域やプログラムの人気度も加わる。IM at University of IowaではIMGのScreening Scoreを>90と設定している。
以上のような要素を勘案した上で、自分のゴールを設定すべきではないかと思う。
自分はCKのとき、USNHのDrに91でしたと報告したら、反応は薄かった。受験前にアメリカ人的感覚を知る必要があったなあと痛感した。90以上で満足すべきではなく94+を目指すべきだった。

4.成績のモニタリング
自分がどの位置にいるのか、ちゃんと予想通りに伸びているのか、ということはモニターするに値する。
KaplanQbankやNBMEの数字を元に、いつでも予想できる無料サイトがある。
Step1 Score Estimator: http://medfriends.org/step1_estimator/index.htm
このサイトとFirst Aidの正規分布の図によると、Qbank 60= Real test 2digit score 80, Q65=R85, Q70=R92, Q75=R96
僕も2週間前に試したが、NBME91=Qbank70=ScoreEstimator92とほぼぴったり合っていることに驚いた。
本の問題を1000問やった上ではじめたQbankだが、自分の場合、はじめの一週間は平均得点率55であった。1週間後平均が60となり、その2週間後、平均65、その4週間後70、最後の2週間の復習期間を経て受験した。受験直前はQbankの問題は復習だから90+%できていた。
5.試験会場での注意点
一番大事なことは集中すること。
必要書類、昼ごはん、バナナ、僕の場合コーラx3缶、水、寒さ予防の上着を忘れないようにした。
試験は1-7Blockに分かれる。Block1は準備体操、Block 2に生科分子生物学的頭の体操が集中しており肉体的に疲れる。3に+Behavがきて精神的に疲れた。4-7はほとんどPath>Micro=Pharmであり時間だけ気にしながらこなした。

6.各教科の勉強法MyWay、&もし、万が一もう一度最初から勉強しなおすとすれば・・・

最も重要なことはFirstAIDに山のように書き込みをして、必要なら白紙をページとして付け足してがんがん書き込み、試験日までにそれらすべてを覚えこむ努力をすること。
自分にあったいい本を選ぶこと
自分なりに必要だと思うことはまとめる。たとえばTORCH感染症、Transport across cell membrane, Neurofibromatosis。。。そんなに多くない

<Anatomy>
捨てました。日本語は覚えなくていいです。QBookとQbankに出てくるTopicを拾ってメモを作るのが最良でした。これでまあ十分のような気がする。
eg. Superior gluteal muscle : hip abduction
Middle rectal artery : from internal illiac A.
Grant's atlasが最高です。Netterとかよりはるかにいいです。余裕があったらRapid review series Gross and Developmental Anatomyを買ってもいいですが、軽いReference程度にしか使わないでしょう。おそらく僕は買いますが・・・ちょっと問題難しすぎる感じした。

<Embriology>
はっきりいってワケわかる必要ありませんでした。bank, QbookとFirst AIdQ&Aの問題やってAnatomyと同じようにメモを作るだけで終了。重要なところは意外にもFirst Aidに載っていました!High Yieldかったけど読みませんでした。発生なんて日本語でも難しいのに。
eg. Meckel`s diverticulum: persistant vitelline duct, containing G/P tissue.

<NeuroAnatomy>
神経回路、特に脳幹と脊髄の断面がよく試験に出ていました。日本語でも何でもいいが神経回路は見ておくべき。Neuroanatomy made rediculously simple日本語版がいいかも、でもこの本もnot perfectとおもった。High Yieldはかったけど読まなかった。神経解剖は用語が難しすぎた。

<Cell science,Histology>
超苦手教科。聞いたこともない生化学分子が多い。どうすればいいのか教えてほしかった。HIghYieldかったけど半分しか読まなかった。半分でもよまないよりかははるかにましだった。問題やるしかないのかな~。

<Biochemistry>
苦手教科。でもこの分野は雑多によく出ていた。はじめは敬遠していたけど。後になると、やたらと頭を使う分子生物学的頭の体操とは別に、ただ覚えればいいHomocystinemia, Gaucher, McArnordなどの”症例問題”が4-5割を占めることに気づいた。全問正解する必要ないんだから、代謝異常を完璧にすることをまず目標にすべきだった。GeneticsははじめはかなりPainfulだけどなれればむづかしくないからQバンクやったらいいと思う。Lippincottは僕には読みにくかった。BiochemのMostHighYieldFacts は症例問題だから、UndergroundかRapid Reviewをやったほうがいいかも。

<Behavioral scicence>
Qbank, book, Q&A全部やって復習して本試験まあまあだった。もう一度はじめからやるならBRSとKaplan Ethics もやる。これができないと試験中読むのに時間ばかりかかってかなり悔しかった。 後悔しきりだが、HighYieldでは不十分だった。America人にはこれで十分かもしれないが、アメリカ人的常識のない外人にはBRSのほうが演習が多くていいと感じた。

<Pathology>
一番得意教科、アメリカ人はPathが苦手!BRS・Qbook・Qbank・Q&Aとにかくやればやるほど伸びる。大事なことは、PathはFirst Aidに載ってないことが多いから、AIDに書き込みまくることでした。やりすぎて面白くなってしまい、嫌いな教科とのギャップに苦しむことになってしまった(苦笑)。Pathの画像はWebPathというサイトにある。ここはQ&A形式でゲームみたいにWebAtlasが使えるFreeSite. 10時間以上ここで勉強した。これは普通のアトラスの10倍使える。AnatomyやHistologyも勉強になった。
http://library.med.utah.edu/WebPath/webpath.html
Step1は半分くらいPathではないかと思う。Step2CKとかなりクロスリンクする。日本人でCKから受ける人が余り点が伸びない理由はここにある。アメリカ人のほとんどは1から受けるから、CKの勉強をする前にCKはほとんどできているのです。

<Pharm>
2番目の得意教科。”Drug List”メモを作って覚える。Lippincotはよかった。問題も解いた。これも問題をやればやるだけ取れる感じ。First Aidよくまとまっていた。

<Micro>
ほとんど覚えるだけの教科だから、問題をやりFirst AIDにかきこむだけでよい。ただ一点、Bacteriaの耐性メカニズム;Conjugationとかは成書を開いて自分でまとめる必要あり。Microbiology ridiculously simpleも1/3くらい読んだ。

<Immu>
Qbank。覚えるしかない。

渡米直後に必要な経費

研究留学ガイドホームページによると、5000$+車代だそうです。
http://www.kenkyuu.net/guide-2-09.html
大体Agreeします。うちは2000$くらい+車代で何とかなりました。まあ、住み着いてからぼちぼちと買ったものもあるので(DVD playerとか)、結局5000$かもしれません。

いろいろお金の持ち込み方はあるようですが、Travelers checkで車代を持ち込み、残りはCredit cardが手っ取り早いでしょう。なお、Tip・駐車料金などで、現金のみが有効な場合もあるので少量の現金は必要です。

USMLEをとるときめたら・・・

USMLE全般に言えることですが、個人のTestへの取り組み、準備期間、集中度、ResorceへのAccessなどが非常に影響します。

私の場合のStep1とStep2CKの対比を以下に示します
         
      期間       ResorceへのAccess  基礎英語力  結果
Step1  4ヶ月(8H/D)    よい           あり       98
2CK   1年4ヶ月(2H/D)  悪い           なし       91

以上のことからいえるのは、短期集中!基礎英語力の充実、でしょう。
また、高得点を取っている人たちは同じような問題集を必ず使っています。少しでもTrendから外れたものをすると、力があっても点が悪くなります。このあたり敏感になったほうがいいでしょう。

保険

分かりにくいのは何があるかということ。

1.医療保険:
通常Residentおよび、家族はほぼ全額カバーされます。子持ちの先輩Residentになにがカバーされるか聞くのが早道

2.歯科保険:
通常カバーされない。日本でしっかり治療しておく

3.車の保険:
Geicoとか。うちは月550$とかですが・・・以下参照
http://www.kenkyuu.net/guide-3-09.html

4.JFC海外赴任者総合保障制度
うちは入ってないが、車の保険も考えるといい選択肢かもしれませんが・・・以下参照
http://www.kenkyuu.net/guide-2-07.html

日本からアメリカへの持込み その2

効果的な方法は余りありません。

1.もてるだけ持っていく。
一人2個ずつ、スーツケースは航空機に入れられるので、入れられるだけ入れる。スーツケースは重量制限があり、超過すると相当お金を取られます。なので、重い本はBackpackにいれて、手荷物へ・・・重い。僕達は炊飯器から食器まで入れられるものをすべてスーツケース8個に押し込み、体重計で制限ぎりぎりにして持って来ました。宅配便は使いませんでした。
時に税関に止められます。絶対に食品はないと言い張るしかありません。没収されます。

2.宅配便等
高いです。中型の段ボール箱一個2万円とかします。

3.基地内から送る
裏技ですが・・・基地外から送るのに比べて5-10分の1の価格です。

日本からアメリカへの持込み その1

一言で言うと個人によりますが・・・。

変圧器:Americaでは電圧が120Wなので、変圧器が必要。変圧器といってもトランス式と電子式(半導体式)とがあります。トランス式は非常に重たいですが、電子式は手軽で軽いです。ただし、電子式の変圧器はノイズ成分を多く発生するので、電子回路を組み込んだ機器には使えない場合が少なくありません。トランス式は耐久Wが低く200W程度です、炊飯器には使えません。電子式だと1000WまでOKです。幸い私の場合は電気釜には電子式で、コンピュータにはトランス式でやりましたが、使えています。

炊飯器:アメリカのものは保温ができないのでもって行ったほうがいい。ただし使えるかどうかは運しだいです。

コンピューター:個人的にはアメリカで買ったほうがいいと思います。買うならBestBuy。特に安いわけではないが、保障がよいと思います。アメリカのものは壊れる。常に5年間保証をつけるとよいでしょう。

プリンター:個人的にはアメリカで買ったほうがいいと思います。買うならBestBuy。日本のものだとInkの仕入れが問題となります。

掃除機:個人的には日本のものを持ち込むほうがいいと思います。こまわりはいいし、吸引力がいい。アメリカは安いのは多いが、目に見えるごみは吸わない・・・。例外はDysonだが、重く、小回りはきかない。

爪切り:切った爪が飛ばないタイプのものは見かけません。

歯ブラシ:特に子供用

日本の化粧品

日本の食器・調理器具(特に汁碗、ご飯茶碗)

子供用絵本、日本語の勉強道具

日本食材(特に和風ドレッシング、だしの素、キューピーマヨネーズ、乾燥わかめ、ふ、おむすび山、ふりかけ)

紙: 用紙の規格が日本とちがうため、日本に提出したい書類がある人などA4のコピー用紙を少しもってくると良いのではないでしょうか。

Step2 CS

今日は2CSについて。

私は準備段階で沖縄海軍病院にいたので、2CSは比較的楽でした。日ごろやっている英語での問診をやればよかったからです。とはいっても、Kaplan5日間コースをとりましたが。感想を列挙します。
  • 症例問題のレベルは初期研修が終わっている段階なら問題ない
  • できればStep2CKを終わってからのほうが知識が充実しているので取り組みやすい。
  • Kaplanは必須。(いくだけでKnowhowを詰め込まれます。特別な練習はいらないと思います。僕は講習後5時には帰ってShoppingやら、ビールばかり飲んでいたような気がします。)
  • 2番目に効果的なのは海軍病院勤務(これなしでも通るが、確実にいくかは個人の力量しだい)
  • Step1の知識はあまり関係ない
  • Kaplan一週間以内の受験がよい
  • 海軍病院+初期研修済み+Kaplan直後受験=合格間違いなしです。

Car loan

今日はCar loanについてです。

アメリカではCredit HistoryをもとにCar loanの比率が決まります。中古車だとCar loanの比率は割高です。

分かりにくいので例証します。
たとえば170万の新車を買うとします。Credit Hx:2ヶ月として、3年間の返済計画とすると、年率12.5%として、月4万円程度で計200万払うことになります。6年間だと月5万円で230万です。

中古だと同じ170万の車でも年率が13-14%なんて跳ね上がります。

頭金が100万あると70万の新車・中古車を払う計算になります。

要点

  • Credit Hx大事
  • 頭金を大きく
  • 車のめぼしがついたら銀行に相談しにいき、Car Loanを計算してもらう。
  • Car Loanの見通しがついたら、Dealerに相談、Loanに正式Apply

Credit Card and Credit History

今日は、Credit Historyなるものを・・・

日本では明確ではありませんが、アメリカではCredit Historyは何かと重要です。これは、Credit cardの過去5年間の返済Historyです。なお、これはアメリカでつくったカードの記録であり、日本で作っていったものの結果は含まれません。Credit Historyが前面に出てくるのは、もちろんお金のやり取りに関してなんですが、Car loan, house loan, House leaseにて重要な役割を果たします。

さて、Credit Historyをつくることは大事です。理由はこれによって、Loanの利率が変わるからです。Credit cardをつくって、使用し、2ヶ月程度でHxができ始めます。Car loanであれば、利率12.5%からスタートです。過去一年間の返済履歴が主なFactorですが、そのほかのFactorも含めてHxが形作られ、最低で5%台まで落ちていくようです。アメリカ人の友達に聞いたところ、7-8%ならいいHx、10%を超えるとわるいHx だそうです。

さて、Credit HxをつくるにはCredit cardをつくるしかないのですが、これはSSNがあればすぐつくれます。年会費が永久0円を選びましょう。今はHxが不要と考えている方でも、何かと今後使うこともある可能性はありますので、早い時期の生活の準備段階でつくっているといいと思います。

2008年4月13日日曜日

Dental care

日本ではDental careも完全に保険がカバーしますが、多くのResidentが持つInsuranceではDental careはカバーされません。

ということで、Residencyをめざしておられる方、および同行される家族の方は、渡航半年前くらいから、日本の歯医者に通いつめることをお勧めします。

2008年4月11日金曜日

TAX

日本の確定申告さえ、あまりよく分かりませんが、だからといってアメリカでTAXを納めないわけには行きません。今日はTAXの方法を書いておきます。

TAXの種類、期限
Federal TaxとState Taxがあります。4月15日がまいとしDue dateです。期間ですが1月1日から12月31日までのものです(日本の年度ではありません)。通常のひとは1月から3月に書類手続きをしますが、多くのLazyな方は最後の2週間にやるようです。基本的にはアメリカも源泉徴収方式で、確定申告することで、おかねがもどってきます

素人がやろうとしても、TAXは難しいので、H&B Blockをおとずれやりました。http://www.hrblock.com/、約1時間のVISITで終わります。料金は160$くらい。Internetに落ちているCouponを使い、120$くらいでした。H&B Blockは町の方々にあって、アメリカ人でもよく使います。大事なのはImmigrant specialistのいる事務所をさがして行くことです。

日本からのMoving、教科書代、車の購入代、デイケア代、などが課税対象から外れるので、詳細を提出しました。約20万円戻ってくる予定です。(しかしながら日本の町民税は40万円しっかり取られましたが・・・)。日本で更に確定申告すればもう少しお金が返ってきそうですが・・・私たちはしませんでした。

MKSAP

今日は内科研修準備についてです。

私はこの1年間、アメリカの基礎研究室でお手伝い(お邪魔?)しながらResidency準備をしてきました。ボスはなんと沖縄海軍病院の10年先輩で、今はFellowshipも終わり、Facultyをしている方です。

彼曰く、日本人は英語がへたっぴだから、知識だけはないとまずい。だそうです。そうして彼が強く勧めてくれたのがMKSAPでした。

Residencyの中では、In-training examといって、その年の初めにResidentが全員受ける試験があるそうです。これは認定医試験の問題に似ているそうです。この結果はすぐに分かり、プログラムディレクターもこの結果をある程度気にします。これがよければ、”まあ知識はSolid”なんて評価を受けるようです。各学年の一番のものは顔写真が張り出されて表彰されるようです。

というわけで、英語のへたっぴな私はResidencyを始める前に、早速勉強を開始しました。いま1/3くらいやったくらいですが、MKSAPに取り組んでいます。人によってはMEDSTUDYがいいという人もいます。なんとかTOP Scoreを取ってやろうともくろんでいます。

感想ですが、Step2CKの勉強をしていたとき、たくさんのことを学んだつもりでしたが、MKSAPは本当にすばらしいと思います。これで学んだことをPocket medicineと対比させながら、紙を挟んで書き込みながら、いまResidency の準備をしています。

車の購入

アメリカで車を買うにあたってはいろいろ悩みました。

中古VS新車
アメリカでは、日本に比べて中古車が割高です。そのくせ、アメ車はただでさえ壊れやすいです。多くの人が中古車を買って、その修理台にお金がかかり、後々考えると新車が買えた・・・なんて話もなくはありません。なので、私たちは新車を買いました。

アメ車vs日本車
もちろん日本車です。うちはHondaです。新車のLine-upの中で最も安かったからです。

Cash vs Travelars Check
アメリカで買うので、$が必要ですが、Cashに代えるよりも、Travelers chckのほうがRateが1$あたり、2円程度いいのでTravelars checkで買いました。たったの2円といっても、150万円のくるまだと約13000$ x 2 yen=26000 yenと大きく違います。これについては事前にDealerの了解を取っておき、大量のSignをする羽目になりました。(まあ、2万5000円には代えられません・・・)

新車の買い方
  • まずすべきはResearchです。まず、いろんなDealerのサイトに行って、どの車種にするか見てください。たとえば、トヨタならhttp://www.toyota.com/とか。そして、”一番安いのは何かなー”なんて見るとYarisが一番安い。
  • 次ににすべきは、その車の評価です。リコールやパワー、ノリゴコチなどです。以下のサイトのResearchの箇所が参考になるでしょう。http://www.cars.com/go/index.jsp
  • 車種を選んだら、Dealerがその地域にあるか検索。http://www.cars.com/go/index.jsp。アメリカで安く車を買うには、そこに展示されている車を買うことです。日本人的には色が選べないのは、最も抵抗のあることですが、アメリカでは広い国土を横切って車を運ぶこと自体かなりコストがかかるので、そこにあるのを選ぶのが一番安いです。日本では車の値段は交渉で大きく下がったりしますが、アメリカではあまり変わりません。ウエブサイトで大体出した値段と変わりません。
  • 車種、Dealerが決まったら、早速Emailで交渉です。このとき大事なのは、Option装備とAfter service、いつAvailableかをしっかり確認することです。Optionで大事なのはAir bagとかでしょう。After serviceで大事なのは、オイル交換・点検が何回ただなのかとかですかね。
  • まあ、以上です。当日Travelar check, 新しい免許証(国際免許証)、あと町の地図(買ったら運転して帰らなきゃ)を忘れなければ、後は意外にに簡単です。
  • Car loanについては後日ご紹介します。
  • 中古車の買い方については、http://www.cars.com/go/index.jspで探せばいいとアメリカ人の友人が言ってましたが、経験がないので分かりません。

車の免許

私は人口6万人の小さな大学町に住んでいます。大学町なのでバスが発達してはいますが、自家用車がないとまったく買い物にもいけません。このような町にすむにあたっては、車とその免許が不可欠です。今日は車の免許取得について述べたいと思います。

車の免許は州単位で発行されます。免許証の交付所があり、そこで、知識(コンピュータ)とそれが受かった後、実技の試験があります。

知識の試験
コンピュータの選択式です。日本のものに似ていますね。Drivers license, Iowa stateなんてGoogleすれば免許交付所はすぐに見つかり、テキストもOnlineで見れますので、試験前日(私は2時間、妻は30分)勉強して、一発合格しました。かなりぎりぎりで難しかったです。更新は4年くらいごとです。州ごとにルールは違うようですが、大筋は一緒です。

実技試験
特に予約は要りませんでした。私は2回も落ちてしまいました。路上試験です。

さて、試験自体は、まあEasyですが、この試験をいつどうやって取るかというのが問題です。
どうしてかというと、アメリカで車を所持するには車の免許を持ってないといけないからです。国際免許では運転はできても所持は不可です。

私たちがやったのは、以下のことです。

まず、日本にいるうちから、HondaのDealerと交渉しておき、既に買う約束をしてアメリカにわたりました。(この方法については後述)念のため、国際免許証も持っていきました。Car salesの担当者にアメリカについた次の日にHotelまで迎えに来てもらい、免許交付所まで連れて行ってもらいました。私も妻も免許を取ろうとしたのですが、私にはSSNがなく、取れませんでした。妻は学生のとき発行してもらったSSNがあったため、試験を受け、通りました。免許証を取得したので、その足で車を購入しました。この方法だとアメリカにはいって2日目に車をゲットできました。(国際免許証で私が主に運転していましたが・・・。)

私はResidencyが始まるまでのあいだ、H4(dependent of H1B visa)なので、SSNはありません。SSNがなくとも実は免許が取れました。アメリカの住所に住んでいるという証明書があれば大丈夫でした。それは、アパートの契約書・またはUtility billを持っていけばよかったのです。私は妻と連名で契約書にサインをしていたのでそれとPassportと国際免許証を持っていって、手続きが進みました。そうそう、国際免許証はPassportに次ぐ2つ目のIDとして効力があるのでぜひとりましょう。

車を早期に手に入れるとぐっと違います。アパート探し、買い物、仕事場への通勤、すべてがスムーズに動きます。なんといっても”車”と”住居”は日本国内にいるうちから動くに越したことはありません。

2008年4月9日水曜日

Step 3

Step3受験に到達された方は、既にUSMLEのベテランでありますが、少しTipsを・・・

<1.Step2CKとの比較>

類似点
1.同じClinical questionとして、傾向は似ていると思います。CK受験と日取りをあけず受けると最大の効果がでます。CKと大差のない点数が出ます。

相違点
1.CCSがあります。6時間くらい練習をされていれば問題ないでしょう。初期研修を終えた後であれば、Work-up、病棟指示のやり方などは楽勝でしょう。参考書としてはFirst Aidの巻末のCCS対策が秀逸です。

2.CKではU-worldをやっておけば、流出問題多数で楽勝!の感がありますが、Step3ではあまり問題の流出は起こっておらず、U-worldをやったからといって、飛躍的に点が伸びると言う訳ではない様に思います。受ける前にはNBME self assesment examを念のため受けておくとよいでしょう。



<2.VISAのための受験>
H1B VISAを考えている方はInterview旅行中の11月から1月に受けてしまうことをお勧めします。これならば航空券代をSaveできます。3月のMatch後の受験では、H1BにApplyするのはやや遅すぎる感がありますので、遅くとも2月中に受けておくとよいと思います。私ははじめからH1B狙いで、12月に受け、MatchのまえからH1Bの獲得に向けて書類の準備にかかりました。Step3の結果は受験後、約4週間ででました。

詳しい参考は以下のリンクを参照してください。ちなみに、私はみんなの好きなConneticutではなくDelawareで受けました。特に意味はありませんが・・・。Notaryに関しては、Iowa City のCity hallにNotaryがいて、ただでやってくれました。
http://www.tokio-mednet.co.jp/nprogram/essay/01.html

USMLE CSでアメリカを訪れたとき買っておきたいもの

以前、アメリカに行く機会があれば、Suitsを買ったほうがいいと書きましたが、そのほかにも、買っておくといいかな?という品があるので列挙しておきます。

1.Letter size paper
レターサイズとは、主に米国で用いられている用紙サイズで、8.5×11インチ(約216×約279mm)のサイズのことです。国際標準的に使用されている用紙サイズのA4判に比べて、レターサイズは幅が6mmほど広く、縦に18mmほど短いという特徴があります。米国などでは、事務用の用紙サイズとしてレターサイズが標準的に用いられています。しかし北米圏以外ではほとんど使用されておらず、日本での用紙の調達は容易ではありません。Wordの印刷設定で「USレター」を選択すればレターサイズの用紙に適した印刷ができます。その調達は国内では難しいので、アメリカに行ったとき買うといいと思います。用途としてはThank you letterや、MSPE、Transcriptの印刷。Interview時に持ち歩くResumeやPersonal Statementにもよいでしょう。またVISAやState license(Match後)のPaperworkでも大活躍します。A4でも別に問題はないかもしれませんが、紙のSizeで文章がRejectされたり、Paperworkの処理が遅くなったりしては、逆にばかばかしいので、お勧めします。

2.歯の脱色剤
アメリカ人は歯を大事にします。最近ではもと大リーガーの新庄選手が異様に白い歯をして帰ってきたのが記憶に新しいと思いますが、アメリカ人は結構あんな感じの人も多いです。お勧めなのはList●rine のPre-brush rinseで、歯磨き前に軽くすすぐだけで、数週間でかなり変わります。実は海軍病院受験前にもこの手のものを使っていました。

3.Deodrant
男性でもこれをつけるのは、かなり普通です。4ドルくらいです。

4.医学書
送料なしで買えるので、日本からAmazon.comにOrderしておき、Hotelに届けてもらえばいいかもしれません。もちろん自分で本屋に行けば確実ですがやや割高です。

3年間の準備の内訳

準備に3年間もかかるなんて、思いませんでしたが、実際かかってしまいました。 おそらく、かなり優秀な方でも2年くらいはかかるのではないかと思います。 英語の得意な方であればUSMLE自体は1年くらいでしょうが、英語の不得手な方は英語からの基礎学習が必要でしょうし、コネ等を準備するのには更に時間がかかります。

1年目(2005-2006)


  • TOEFL:(通年)
  • 語学留学:2ヶ月(7-9月)
  • 海軍病院受験準備(6月より)
  • 海軍病院受験
  • 非常勤(通年)
  • Step2CK準備(10月より)

2年目(2006-2007)

  • 海軍病院インターン
  • Step2CKおよびCS準備

3年目(2007-2008)

  • 非常勤(2ヶ月)
  • アメリカの研究施設でボランティア(8ヶ月)
  • Step2CS(1月)
  • Step2CK(3月)
  • Step1(9月)
  • Step3(12月)
  • ERAS-MSPE-MATCH準備

ある友人が、Step2CKについて、国試と一緒に勉強して約3週間前後だったと書いていました。しかも私よりもいい成績でした。私はCKに関しては長い間勉強したつもりではありますが、あまり振るいませんでした。友人が優秀であることは疑う余地はありませんが、それだけでなく、英語力の差かなあとも思います。当時は医学英語を読むのがやっとで、やたら時間もかかっていたように思います。

今でも、読むのはアメリカ人の1/3のスピードでしかないのですが、学生時代よりはずいぶん上達したものだと思います。当時Harrisonを手に取ったとき、あまりの難しさに1ページ読むのに1時間くらいかかり、しかもよく意味も分からず、自分ながらに呆れたのを覚えています。今ではHarrisonを持ち歩き、折に触れては引くようにしていますが、そこまで苦しむことはありません。


さて、この半年、アメリカの医学部の研究棟で働いてみて分かったのですが、アメリカの基礎研究棟では、多くのUndergraduate(普通学部生)やPre-med学生がResearch assistantとして働いています。

Undergraduateの学生はMedical schoolに行くためにLetterをもらい、Resumeを充実させるためにきているものがほとんどです。

Pre-medとは、Medical schoolにはいる前の、基礎医学コースのことで、生化学等の約1年半のコースです。Pre-med studentたちはこのコースをとったのち、MCATと呼ばれるComputer testを受けて、Medical SchoolにApplyし、厳しい競争を経た後やっとMedical Schoolに入ります。しかしPre-med studentだからといって、Medical schoolにAcceptされる保証はまったくなく、StudentをしながらResearch assistantをしたりしてResumeの充実を図るものがほとんどです。そうして、苦労してMedical schoolに入った者も、かなりの者が、Medical schoolの中で落ちこぼれやめていくそうです。また、Medical schoolには入れなかったものは、別の道を探すか、カリブ海周辺のMedical schoolにApplyして卒業したのち、アメリカ人だけどIMGとしてMatchにApplyするなんてことをしたりするようです(この手の学生は、USMLEの合格率が低いのでUS Matchでは不利になるようです。)

とにかく、いろんな人や、道があります。私は特別苦労したとは思いませんし、もしかしたら、むしろあまり苦労しなかったほうかもしれません。”日本人だけが特別苦労しないとUS residencyには入れない”というわけではないようです。

アメリカ生活 便利帳 その1

たまたま見つけたのですが、研究留学ネットというページ。臨床留学する人は少ないけど、研究留学は多いですから。非常に参考になります。
http://www.kenkyuu.net/guide.html

特に、渡米が決まってから問題になるのは以下のことです。
1.各種Paperwork
2.VISA
3.家・アパート
4.銀行口座づくり
5.クレジットヒストリー作り
6.車
7.車の免許証
8.SSN
9.デイケア・ナニー

2008年4月6日日曜日

Experience / Procedures

Interviewで、どんなExperience/Procedureをしたことあるんだ?なんて聞かれることがあります。以下はそのリストです。

GENERAL SKILLS
Focused History and Exam
Dictation of Medical Records
Writing Admission Orders
Dictation of Discharge Summaries
Pelvic Exam
Prenatal Care
Routine Labor & Delivery
Postpartum Care
Newborn Exam
Well Baby / Pediatric Exam
School Physical
Sports Physical
Ill Infant/Child Exam
Care of Elderly Patients /Geriatrics
Intensive/Critical Care Unit patient care/management
Emergency Room care/management
Home Visit
Nursing Home Care
Problem Oriented Medical Record/ SOAP Notes
Writing Prescriptions
Obtaining Consultation/Referral
Preventive Medicine/Wellness education
Family Problems/Counseling
Literature Search
Analysis of Literature / Evidence based Medicine
Management of Psychosocial Problems
Cost Containment
Health Care Costs
Nutrition Counseling
Exercise Counseling
Congestive Heart Failure
Diabetes
Hypertension
Low Back Pain
Cystitis / Urinary Tract Infection
Rule out MI
Diabetic Keto Acidosis

INPATIENT
Circumcision
Episiotomy and Repair
Forceps Application
Vacuum Extraction Application
Intubation
NICU
Paracentesis
Placement of Central Lines
Resuscitation of the Newborn
Surgical First Assistant
Swan-Ganz Placement
Venous Cutdown

OUTPATIENT
Aspiration& Injection of Joints
Audiometry
Cast Application
Cervical Biopsy
Colposcopy
Electrosurgical Treatment of Skin Lesion
Excision of Lesion
Funduscopic Exam
General Medical Exam
General Pediatrics Exam
Injection of Bursae
Intramuscular Injection
Laryngeal Exam (mirror)
Pap Smear
Pelvic Exam
Reduction of Fracture
Sigmoidoscopy (Flexible)
Sigmoidoscopy (Rigid)
Subcutaneous Injection
Suture of Laceration (1 Layer)
Suture of Laceration (2 or more layers)
Treatment of Simple Fractures
Tonometry
Venipuncture Spirometry
Tympanometry
Evaluation of Electrocardiogram
Sterile Technique

CERTIFICATIONS
ACLS Course
ALSO Course
ATLS Course
CPR/BLS
NALS Course / NRP

MSPE

<概要>
MSPEとはMedical Student Performance Evaluation の略で、早い話Medical Schoolの詳しいTranscriptなのですが、今年は11月1日にプログラム側からの閲覧が解禁になっています。したがって、10月20頃には遅くともECFMGに着く必要のある書類です。MSPEは基本的に学生と学校が共同して作成するものですが、私の場合にはほとんど手作りして、学校側に送り、学長のサインをもらって、内容確認してもらってECFMGに提出になりました。詳しい概要についてはIserson's getting into a residencyを参照してください。

<計画と作成>
いくら雛形があるといっても、なかなか大変です。作成した後にはアメリカ人によるチェックも必要でしょう。更に、何を書けばいいのか?という欄ももあります。遅くとも9月初旬には作成開始し、9月下旬には医学部に依頼が届き、10月15には発送してもらう必要があります。MSPEの成績を見てからInterviewをOfferしてくるところが多いので、11月1日に遅れると致命傷になる恐れがあります。

<参考>
MSPE作成ManualはECFMGのサイトからPDFファイルで得ることができます.

おそらく毎年ちょっとづつ変わる可能性があるので作るときには最新版を確認してください。Manualの存在にもかかわらず、ちょっとよく分かりませんでした。僕はほとほと困った挙句、Internetをみていたら、Samp leを見つけてしまいました。http://medicine.nova.edu/comsas/mspe.html
僕はこれをみて作ったら3-4日でできちゃいました。

<ピットフォール>
成績表との一番の違いは、
一般教養の科目(数学等)の成績はグラフにはいれない。
泌尿器科などのまいなー科目の成績グラフもいらない。
逆に、アメリカで必須科目のIM, Surg, FM, Peds, OB, Psych, Neuroの成績グラフは必須、ということでしょう。
僕の大学では、FMとNeuroはなく、ただ第1-3内科に分かれていただけなので、大学に承諾を得て、MSPE上は第2内科の成績をFM, 第3内科の成績をNeuroにあてがいました。
送付方法ですが、郵便局にEMSというパッケージがあります。これはA4サイズの紙がしっかり入る硬い封筒なのですが、これで出すと定額1000円で、日本国内からECFMGに4日以内には届きます。

Interview その他

1.Conferenceでは沈黙が金!
私はアメリカに住んでいたので、AcceptされたProgramのMorning conferenceに12月から2月まで毎日に参加していました。そうして、数多くのApplicantのようすをみたのですが、Conferenceでは沈黙が金だと学びました。忙しいResidentやFacultyは変な英語での部外者の発言があるとびっくりしますし、また、的をえた質問でないと、本当に痛すぎてイマイチです。多くの本にConferenceでは積極的に!なんて書いてありますが、私はFirstaid Matchにも書いてあるように、そこは沈黙が金だと思いました。

2.Thanks letter
Emailがいいと思います。InterviewerだけでなくSecretaryにも出しておきましょう。できればInterviewの次の日にMentorからInterviewerにFollow-up callをかけてもらうとよいでしょう。

3.VISA
Interviewの中ではJ1といっておきましょう。はじめからH1は嫌がるところも多いです。MatchしてからH1が欲しいといえばよいのです。

4.病院ツアー
Residentの中には、どこが見たい、何が訊きたい???なんて、はじめから聞いてくる人もいます。僕の中ではいつもOncall room(ちゃんと一人部屋かどうか、鍵がついているかどうか), On call 中のFood source(Cafeや食堂は24時間営業ではないから、ちゃんとProvideされているのか、冷蔵庫に冷凍食品が入っているのか), Parking lot(近いか遠いか、有料か無料か)を一番重点的にみていました。

さまざまなInterviewに対応する

Interviewといっても、やり方が実にさまざまです。

あるプログラムは、Interviewer一人当たり30分で、それが3回。すべての質問は事前に決められており、回答はMemoされる。また、Medical questionでCHFの治療は?DKAの治療は?Depressionのスクリーニングは?なんて聞かれました。

かと思えば、あるプログラムは一人当たり15分でそれが2回。普通の会話で終わりました。(結局そこにマッチしたわけですが・・・)

このような、さまざまな方式に対応するために、ほんの少しの工夫があるといいと思います。

1.前日の夕食会のときに、ResidentにMedical questionがあるかないか訊く。今年あるかないかではなくて、そのResidentのときあったかどうかでよい。

2.食事会の中でResidentにProgram directorの趣味を聞く。

3.面接時間が30分なら、十分に自分をアピールできると思ったほうがよい。つまり、アピールの内容も大事。しかし面接時間が15分なら、アピールを十分できない分、キャラを売らなければならない。もちろん自信に満ちた様子+笑顔が大事。15分しかないからといってアピールしすぎるのはイマイチかもしれない。

Interview準備 そのた

1.歯の脱色: やったほうがいいと思います。

2.Suits: 男性でしたら2CSやExternでAmericaにこられた際にBrooks brothersでつくってもいいと思います。Online Orderを日本からかけておき、滞在先のHotelに届くようにすれば3万台で作れます。アメリカと日本のスーツはちょっと形が違うからいいと思います。

3.Neck tie: 赤が入っているほうが情熱的に見えるそうです。

4.Deodrant:男性でも、少しつけておくほうが無難です。特に冷や汗の連続ですし・・。アメリカ製が無難

5.ガムテープ:スーツのほこりとりとして活躍

6.プリーフケース:アメリカ人の4年生は半分以上持っています。黒いものですが、僕も買いましたが・・・いらないと思いました。はっきりいってカンニングペーパーがあれば十分です。

7.カンニングペーパー
(その日のスケジュール、プログラムサーチメモ、インタビューワーサーチメモ、昨日の食事に一緒に行った人、Faculty/resident へのquestions listを一枚の紙に印刷しておく)

8.昼寝
夕食会では元気なところを見せるために、僕は大体2時間くらいの昼寝をしてからいきました。
 

Interview準備 How to research programs.

ERASでApplyしたのち、Invitation をもらったら、ProgramのResearchをすることになります。これには、はじめは1-2日、慣れたら3-6時間でできるようになります。インタビューの直前にプログラムの秘書からItineraryが送られてくるので、これにでてくる人の素性を調べておきましょう。

基本的には以下の項目をやっておけばよいでしょう。
1.ProgramのStrengthとWeaknessの箇条書き
この箇条書きは、どうしてこのプログラムを選んだか?という質問の答えにもなるので重要です.AMAのサイトと各プログラムのHomepageが参考になります。
(この箇条書きもQ&Aの紙に印刷してInterview中は携帯しました)
eg. XX Family medicine program

University based Program
Complehensive and academic experience
Geography
Many best american physicians
Best 10 hospital in the US
35 yrs history
Geriatric fellowship +
Well established program with hand book
+PICU


competition with other specialties
only J1 VISA provided
no official spanish/ smoking cessation program provided
no NICU

2.Faculty(Interviewers)のStrengthとInterests, Pub-medでのAbstructの検索
Interviewの際、Facultyの興味と自分の興味が重なっていれば、そうであることを必ずMentionするとよい。
eg. Charly Brown, D.O.
Interested in OB, Preventive med, rural care・・・, no Pub-med article, hobby: watching baseball game.

Interview準備 もうひとつのQ&A集

Interview中に最も多いQuestionは”Do you have any questions?”だと思います。よくよく考えてみれば当然で、質問するStaffは別に質問のプロでもなく医師です。更に面接時間はあらかじめ30分なら30分と決められているので、時間つぶしにもこの質問は使われます。一日の面接で大抵4-8回くらいは聞かれます。

そこで準備したいのが、この質問に対するQ&A集です。私は以下の質問を小さい文字でプリントアウトしておき、面接の合間でトイレに行くときなどにカンニングしながら、常にこの手の質問に質問できるようにしていました。あまりにすぐに質問が尽きると、プログラムに対する興味関心がないと思われるかもしれません。更に言えば、Inteviewといえども、相手側にしゃべらせておくほうがこちらとしても楽ですし、話の流れもスムーズにいく事が多いです。(注:以下の質問集はFacultyに対するものと、Residentsに対するものが混ざっています)。また、病院ツアーの際、レジデントと一緒に歩くことがよくあり、間が悪くなりかけると、よく”質問なーい”?などと聞かれるので、その対策としても有用です。


Special: What is the special features in your program?

Happiness: Are the residents happy?

Safety: Is the lospital located in a safe part of the city?

Finding job: Do graduates of the program have problems finding jobs?

Fellowship: What percentage of graduates enter fellowship?

Conference: How many conferences are there per week?

Patient load: What is the patient load like?

Patient mix: What is the patient mix?

Off: How much time do you get off each months?

Publication: Is a thesis or publication required during traning

Strength/Weakness: What are the strength and weaknesses of the program?

Elective time: How much elective time is there?

Candidate: What do you look for in a candidate?

Boards: How do your residents perform on boards?

Meal

Vacation

Sick day

Spanish course

City(Crime, diversity, spanish speaking population)

Education: What is the program's educational philosophy?

Day to day schedule

Interview準備 Q&A

Interview準備に欠かせないのが、Q&A作りだと思います。相手がたの質問を予想して、自分なりの回答をつくるわけです。といっても、予想する必要などなく、既成の予想問題をするだけで十分です。これ以外で特にやる必要のあるものとすれば、自分の研究テーマなどがあれば、簡潔に説明できるようにすることでしょうか?

主なResource
・Iserson's getting into residency(50問)
・アメリカ臨床留学大作戦(60問)
・ある大手予備校のOn line Forumでリクエストするともらえるリスト
・ある胸部外科の方の作ったリスト(最も難しい問題のリストだと思いますが、選抜する側からの情報で非常に参考になります)
Yahoo!ブログ Supersurgeon:外科医の創り方、Title:Interview 12/26/2006の記事
http://blogs.yahoo.co.jp/hirofu222/folder/128029.html?m=lc&p=6

・なお、非常によく聞かれる質問が、前日のDinnerは誰といったのか?という質問ですので、カンニングペーパーに覚えさせておきましょう。

Typical Interview Questions
1. We have many good applicants. Why should we choose you?
2. Why did you choose to apply to this program?
3. What do you know.what would you like to know about our program?
4. What do you feel you could add to our program?
5. What have you learned about yourself from previous jobs?
6. How do I know you can show initiative and are willing to work?
7. What are your interests outside of medicine?
8. What would you say are your major strengths? Weaknesses?
9. Why did you choose this specialty?
10. Tell me about your medical education.
11. What has been your clinical experience in (specialty name)?
12. How did you do on your USMLE exams?
13. Tell me about your experience with the USMLE exam(s)? (Usually only comes up if candidate has so-so score(s) or showed failed attempts.
14. Have you ever worked in an ICU (or other unit common to the specialty)?
15. Have you ever worked in an American hospital? Tell me about that experience. How do you get along with nurses?
16. Have you ever taught medical students?
17. Do you have any publications?
18. Are you interested in research activity? Please elaborate.
19. Have you ever made any presentations before a professional group?
20. Have you assisted in surgery?
① On what procedures?
② Tell me how you were involved.
21. What are your long term goals in medicine.
22. Tell me about yourself.
23. Where do you see yourself in 10 years?
24. What are you looking for in a training program?
25. Do you have any concerns or questions about our program?
26. What books have you read lately?
27. Do you plan to practice in (local area, state)?
28. Tell me about the latest treatment for XXXX (a common disease treated by the specialty.) This is often called “pimping an applicant” and is not as common as it once was.
29. How would you describe your decision-making style?
30. Describe the most difficult decision you have ever had to make. How did you go about it?
31. Describe the worst or most disappointing clinical experience you've had so far.
32. What will you do if you don't match in (specialty)?
33. To what other (programs, specialty areas) have you applied?
34. What is your visa status?
35. Describe a difficult time in your life and how you dealt with it.
36. Do you have any beliefs or convictions that might interfere with your willingness to deal with the kind of clinical situations you are likely to be presented with in residency training. (Usually asked if program director fears religious beliefs may prevent applicant from performing abortions, birth control, etc.)
37. What do you do to cope with stress?
38. Have you taken any CME courses? If not, why not? (Asked to measure applicant's initiative in seeking exposure to US-style of health care delivery)
39. Have you held leadership roles? Elaborate.
40. What factors would lead you to rank a program very highly?
41. What factors would lead you to lower your ranking of a program?
42. What kind of personality traits do you find most difficult to deal with in co-workers?
43. What challenges do you foresee that will potentially affect this specialty in the next ten years?
44. What kind of patient do you find it most difficult to relate to? What tactics would you use to establish optimal rapport with such a patient?
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Interview Scheduling Tips

Interview Invitationが次々にやってきてうれしい反面、意外に難しいのがSchedulingだと思います。通常Secretaryに電話しなくてはなりません。

Program secretaryは選考に関わるので、いい対応をしたほうがいいでしょう。Secretary達は通常9時-5時仕事で、昼休みは大抵12-1時の一時間と決まっています。この時間を避けて電話をするようにするといいでしょう。なお現地で4時以降は皆仕事をしたがらないのでこの時間も避けるといいでしょう。

英語での電話は緊張するものです、私の場合緊張してListeningが悪くなる恐れがあったので、Speeker phone(オンフック)でかけました。この方法だと、両耳で聞けるので聞き返しが減ると思います。

さて、いくつScheduleすればいいでしょうか?人によって違うでしょうが、Max15-20だと思います。渡米を2回に分けるようならもっとできるかもしれません。時期については諸説ありますが、1月に固めるとよいといわれます。その理由は、2月5日前後にProgram側が選考会議をするのですが、そのときに印象に残りやすいからだといわれます。しかし1月は雪でFlightが遅れたりする可能性もあるので、多くのIMGは逆に12月前半を狙う人が多いようです。

また、注意しないといけないのはChristmas、Thanks giving, New years dayといった休日です。
Christmas eve, Christmas dayにはInterviewはありません。New years dayは1月1日のみで、1月2日からは普通どおりにInterviewはあります。また、プログラムによっては12月24日から1月1日まで、完全にInterviewなしとするところもあり、Scheduling の失敗につながりかねません。通常Interview seasonは1月の3週から31日で終了するところがほとんどです。

典型的なInterviewのScheduleは決まっています。前日のDinner。当日は朝から昼2時までです。いろいろな人と話しても、Interview当日のScheduleが遅れたりすることはまずありません。夕方の飛行機で次のInterviewの場所まで行くことは十分可能です。

Dinnerはそこそこ重要だと思います。なるべくスキップしないよう、もし遅れるならProgram secretaryに早めに連絡しましょう。彼らがDinnerの責任者(通常Resient)にPagerなどで連絡するはずです。

Interviewの最終的なConfermationを2-3日前にEmailでするようにしましょう。

最初のInterviewは、もっとも行きたくないところにしましょう。たくさんのものを学ぶはずですが、おそらく、うまく行きません。。しかし、行ってみると、意外にいいところだったりするので、あまり準備不足にすると後悔します。重要なInterviewは5番目以降に持ってくるといいと思います。重要なものをInterview seasonの最後のほうに固めると、疲れてしまうので、後半に持ってきつつもPeriodicallyに入れるとよいと思います。

プログラムのよしあしについては、行く前にあまりOverestimateしないほうがいいでしょう。行ってみて意外に・・・なんてことはよくあることです。

Mental Health

USMLE-Matchの過程は、ある意味自己との戦いであります。特に2つの時期、一つ目のテストを受ける前とInterview seasonは苦しい時期で、何度もくじけそうになります。

前者が苦しい理由は、2つ目、3つ目のテストに比べて、1つ目は準備に時間がかかること、”1つもUSMLEが終わっていないという焦り”が精神的に重荷になります。ここを乗り越えると、実は楽で、2つ目、3つ目はそれまでのノウハウをもとにスムーズに乗り越えることができます。

後者が苦しい理由は、自分の英語に自信が持てないことによります。自分の言いたいことが言えないこと、人の言っていることが100%分からないこと、他のIMGのほうが大抵いい英語をしゃべること。High pressure situationが周期的に続くことなどです。私も含めて、おおくの人が、”USMLEが終わったら楽になるだろう”と思いがちですが、実はInterview seasonは苦しい時期です。

苦しいときを乗り越えるには家族、友人は欠かせませんが、お勧めなのは同じ境遇の人たちの書いているBlogや、乗り越えて活躍している人たちのBlogを時々覗いて見ることです。私の場合は3人ほど同じように2008でApplyしているかたがいたのでよくみていました。すばらしいことに3人ともMatchし、Emergency medicine に2人、Surgeryに1人はいかれるようです。Interview中の心境などが参考になります。
http://hawaiisk.exblog.jp/
http://kohei-stayrock.blogspot.com/
http://shinmiyata.blog87.fc2.com/

大事なことはNever be discouraged!であることです。難しいですが・・・

ERASでのApplyからインタビューが来るまで

通常、Applicationがプログラムに届くと、秘書によるUSMLEの点だけでのスクリーニングを受け、その後Program directorによる選別の結果、インタビューがきます。

このProcessing Speedは、プログラムやApplyのTimingによって変わるようです。たとえば、私の知り合いで、USMLEの非常によかった方は、ERAS解禁の9月2日にApplyして、3日後にInterviewの通知が来たようです。私の場合は10月後半にApplyしたので約3-4週間後にほとんどのInterview invitationがきました。タイミング的には11月1日のMSPEの解禁後に来たところも多くありました。

以上のことから推定すると、Applyは早ければ早いほどInterview chanceは多く、またMSPEが11月1日にタイムリーに掲載されることが重要と思われます。

なお、私の場合、ERASを通したInterview InvitationのEMAIL6件のほかに、MailのみでのInvitationも1件ありました。

また、Applyした25Programのうち7つからInvitations、5つからDecline emailがきて、残りのプログラムからは無視されました。もし、Applyから5週間以上たって何の連絡もなかったら、Interview chanceはきわめて低いと考えていいと思います。しかしながら、どうしてもあるプログラムのInterviewが欲しい場合は、Mentorに頼んで電話してもらうという方法があります。この場合あまりタイミングが遅くならないよう、Applyと同時くらいにMentorに連絡、相談しておくといいと思います。

2008年4月2日水曜日

ERASでの戦略

Q1 ERASとは?

アメリカのマッチングシステムは、まず個人がコンピューターで登録し、プログラムがそのアプリケーションをみて面接に呼び、面接の印象を元に個人及びプログラム側がそれぞれRank order listを作成します。その結果がMatchなのです。ERASはこの過程の中のComputer-based application systemです。ERASを使用してPS, CV, プログラムへのApplyができます。

参考
東京海上 N Program
http://www.tokio-mednet.co.jp/nprogram/essay/10.html


Q2 まず何から???
1.東京海上日動N-Programのホームページの留学記念エッセイをしっかり読む
2.本を買うこと
3.年間計画立てること
4.コネをつくること
5.Volunteer・Research workをすること
 だと思います。

東京海上日動N-Programのホームページの留学記念エッセイをしっかり読む
このエッセイ集には臨床留学のノウハウが詰まっています。


・ “アメリカ臨床留学大作戦”:岸本先生著(とにかくすばらしいです。Bibleでしょう)
・ “Getting into a residency” :Iserson著(上記の親本ではないかと思います。:アメリカ医学生が多く読んでいて、Q&Aや統計がすばらしい。読みやすく、流し読めるので600ページも苦になりませんでした。)

年間計画
ERASで、9月2日のERAS解禁日にApplyすることが最も重要です。Apply遅くなればなるほど面接の数が減ります。私のように10月後半のApplyなんて最悪です。最低でも9月中のアプライが必要でしょう。Step1, 2CKの結果は3週間で出ます。CS、Step3は4週間と思ったらいいでしょう。最後の試験の結果が出てから約10日でECFMG certificateは発行されますので、逆算してください。

例:すでにStep2CKおよび2CSを合格している方の場合。9月2日にECFMG Certifyされているためには、10日前の8月21日にはStep1の結果が出る必要があり、つまりその3週間前の8月1日にはStep1を受けておく必要がある。

コネ
以前の記事を参照してください。

Volunteer および Research work
ERASではVolunteerやResearchをかく欄があります。できるだけこのあたりを増やすように工夫しましょう。これもアメリカと日本の文化の違いでしょうが。わたしも海軍病院時代に、それまでの怠惰な生活をCancelするかのようにVolunteerをし、またアメリカの大学病院でBasic Science のResearchも8ヶ月しました。


Q3 Before ERAS Application・・・

ERASは9月2日に登録すべし!と書きましたが、実はその準備が大変です。5月くらいにはスタートしたほうが無難です。(岸本先生の本も参照してください)
Transcript from medical school: 肝:コピーガードのついてない白地の紙に印刷してもらう
Pictures: 必ずProfessional attireでとる
Letter of Recommendation: 5月スタートで無難。一か月ごとに催促。
Externship:2-3月に申し込みしても、10月くらいまでできなかったりするので注意!
Internal MedicineのExtern についてはリストがあります。
以下参照。
http://www.prep4usmle.com/forum/thread/53004

私の場合は、すでに海軍病院での一年の研修終了していたこと、英語が悔しいけど下手なこと、USMLEの点数が比較的よいこと、を勘案し、あえて今年はExternには応募しないことしました。しゃべればしゃべるほどぼろが出る可能性がありましたし・・・。

Externはある意味諸刃の剣です。英語力や医学知識を示す場でもありますが、病院のシステムが日本と異なることや、コミュニケーショントラブルは避けられません。私は2005年に短期のObservershipに応募したことがあり、そのときの痛い思い出があります。


Q4 Now ERAS Application!

Personal Statement:
とにかく書き直しまくりです。アメリカ人、特に医師に見てもらう必要あり。
CV:
アメリカ人医師にチェックしてもらうのが一番。Part-time physicianなんて書かないこと。Lazyだと思われます。ただPhysicianと書けばいいと思います。大きな嘘はいけないが、ある程度Modifyは必要と思われます。CVとPSができたら、ERASのIDとPasswordをアメリカ人医師に教えて、オンラインで添削してもらうといいでしょう。

Contact information:
Yahoo JapanのEmail Addressは使わない。アメリカのGmailやAOLを使うほうがいい。僕はこれで痛い目にあいました。あるプログラムのメインコンピューターはYahoo Japan EmailをJunkと扱う場合があります。僕は面接前日までコンタクトがちゃんと取れていないことに気づかず、当日冷ややかな対応をとられ、痛い目にあいました。また日本のGmailだと、日本語に対応しないComputerでPageを開いたとき、日本語が文字化けして読めなくなるので、英語表示のGmailのほうがよいでしょう。

Q5 どうやってProgramを探すのか?
・ いろいろな方法があります。ひとつは、Internal medicineならInternal MedicineのすべてのプログラムにApplyする方法。これは個人的にはお勧めではありません。内科の300のプログラムにApplyして、約80万円かかります。でもやっている方もいます。
http://www.tokio-mednet.co.jp/nprogram/essay/15.html

・ 私の方法:私は地域的にMid-westに行きたかったので、AMAのサイトでMid-westのInternal medicineを検索しました。次に出てきたプログラムのウエブサイトに行って、IMGの数を数えました。IMGのいるところにはApplyして意味があると思いますが、All Americanなところに出すのは金の無駄かもしれません。この方法だと一週間程度でどのプログラムにApplyするか決めることができました。最終的に25個にApplyして6個の面接をもらいました。しかし、時期が遅かったため、ほとんど滑り止めのProgramばかりからでした。繰り返しますが時期が重要です。
参考


・ Check Illinois, Hawaii, New York!
この3つの州はIMGの大半が行くところです。しっかりチェックするといいでしょう。

・ Wikipedia:Programのある町のDiversityや人口をチェックできます。面接に行く前にチェックするといいでしょう。

・ http://www.bestplaces.net/  生活費、Crime rates, Climateなどの情報があります。ご家族連れの留学ならならチェックしたほうがいいでしょう。

・ アメリカ人の友達:programの住所を見せて危険なところでないかどうかとりあえず聞ける。家族もちには大事な情報。

Q6 何個出願すれば十分か?
これは個人によります。特にUSMLEの点数によります。
ERASを通じて出願されたApplicationは膨大ですので、Programの秘書が、USMLEの点数のみをみて、振り分けます。PS、CVは見ません。その後にプログラムディレクターがPS等をチェックします。その上で最終的に面接に呼ばれる人が決まるのです。

Q7 どうしても、あるプログラムの面接がほしい!
これはコネがものを言います。私の場合、LabのボスにProgram DirectorとEmailでコンタクトを取ってもらったり、ERAS外でExtraなLetter of Recommendationを書いてもらったり、海軍病院の上司に、面接前、直後に電話してもらったりと、ありとあらゆるコネを使いまくり、面接をゲットし、Morning conferenceへのRegularな出席を認めてもらってアピールしたりしました。少しやりすぎの感もありましたが、どうしても、第一志望のプログラムに行きたかったので、徹底しました。



Q8 内科志望だけど・・・家庭医学も受けるべきか???
Applyするだけはしたほうがいいと思います。
メリット:内科にもれたときに行くところがある。ほかの科であってもACGME accredited programでやっているというのはExternよりはるかに大きなAdvantage、ただのInterviewの練習にもいい、一年待って空きができれば内科2年目に転入できる可能性もある。私の場合は内科の面接の数自体が1つしかもらえず、本命の試験の前に5つの家庭医学のプログラムで面接の練習をしました。これは大変大きいものでした。私の元上司のアメリカ人内科医も4つ以上のプログラムで練習を本番前にすべきだといっています。

Q9  いつApplyするのか???
もちろん9月2日がいいでしょう。ただし、ECFMG certificateを持っていればの話。もしこれなしであれば、速攻で秘書のスクリーニングにかかり、Applicationは投げ捨てられてしまいます。たとえStep1,2CK,CSすべてのスコアがあっても・・・(私がそうでした)。早くApplyしたい気持ちはありますが、とにかくそろえるものそろえないと無意味なApplyになります。

留学準備はUSMLEだけじゃない!コネと金・・・そして英語

Q1 各種コネ
アメリカのレジデンシーにはコネを使って入ることがもっとも重要かもしれません。多くの人が以下のコネを使っています。私ももちろん使いました。必須ではないですが、ないとあるでは大いに違うように思います。
・ 東京海上
・ 沖縄・横須賀海軍病院
・ 沖縄県立中部病院
・ 野口医学研究所

・ アメリカの大学病院の研究室

Q2 各種金
レジデンシーにたどり着くまでには金がかかります。少なくとも150万以上は純粋に準備のみにかかると覚悟してください。渡米後車を買う予定の方はさらに100-200万とおもって間違いないでしょう。

Q3 英語

私は3年前、英検3級、一度も英語圏に行った事もないちょっと遅れ目の医学部卒業生でした。アメリカ留学なら東京海上!と怖いもの知らずで門を叩き、N-Programの西元先生にやさしく励まされ、TOEFLを勉強し始めました。今でも覚えていますが、勉強を始めたときTOEFL CBT:140でした。 その3ヶ月後、沖縄海軍病院を受験するため、2ヶ月ほど学生みたいに語学留学しました。ここでは個人授業でPersonal Statement, CV, 面接の英語、Listeningをひたすら勉強しました。この2ヶ月は本当に貴重な体験で、岸本先生の著書の“アメリカ臨床留学大作戦”の60個の質問にだけは完璧に答えられるようになりました。このおかげで海軍病院に合格しました。勉強を始めて1年たったころ、TOEFL CBTは240 (PBT590)になりました。語学留学は一日に一万円づつ飛ぶ非常に高価なものでしたが、実は後々まで響くもので、なんと今年のマッチングでも役に立ちました。ほとんど面接の練習がいらなかったのです!沖縄海軍病院の一年間で医学英語に関してはずいぶんと慣れました。最近ではNPRラジオの内容を楽しめるようになってきました。日常会話は・・・???・・・苦手なんですが(とほほ)、日々努力しています。

参考 英語学習について
http://www.tokio-mednet.co.jp/nprogram/essay/16.html
http://www.tokio-mednet.co.jp/nprogram/essay/35.html

USMLEの準備

Q1 どちらが先か?Step1 vs Step2CK

学生さんなら1から、初期研修後なら2CKから・・・かもしれません。どちらをさきに受けるにしても、後に受けたテストのほうが点数がいいことが多いと思います。私の場合、働きながら1年4ヶ月の勉強期間でStep 2CKから受けて221/91でした。少し点数的に物足りないなと反省して、Step1に取り掛かりました。2CKで勉強のやり方は重々承知だったので、4ヶ月休職し、勉強に集中して234/98でした。ちなみにStep3は半月しか勉強しませんでしたが、2CKと知識がかぶるので勉強量と比べるとまあまあで213/88でした。

Q2 何の本をやればいいのか?カプランに通うのか?どのくらいの期間なのか?
人それぞれです。わたしの場合、Step1はQbank, first aid、Step2CKはU-world、Step2CSはKaplan(LA 5days course)。Step3はU-worldとFirstaidが基本でした。(その他参考書類はいろいろでした。)このあたりは多くのブログにのっているので参考にしてください。

ただの医師じゃねえかこんなもん 

http://hawaiisk.exblog.jp/i2/
米国臨床留学・医学教育のブログ 

http://blogs.yahoo.co.jp/druenishisub
彼らはUSMLE Score 99(最高点数)をたたき出している人々です。

Q3 学習計画: いつまでにStep1,2を終わらせればいいのか?
これ大事です。一言で言えば、ECFMG certificateを8月31日までにGetするように計画するとBestです。詳しくは“Eras-Match”で述べます。

Q4 NBME self assessment test
どの本をやったらいいかよりも大事なのが、どのタイミングで受けたらよいかということ。つまり、目標を定めてその点を取れるようにしてから受けることが大事です。僕の場合は2CKを90以上あればいいや・・・くらいの気持ちで受けて、ぎりぎりでした。Step1のときはしっかり模擬試験(NBME self assessment test)を受けていたので95以上はありそうだと思い安心でした。NBME self assessment testは50$でオンライン4時間の試験です。超お勧めです。大学受験ではないので、模試で納得いく点数が取れるまで本試験を延期したほうがいいと思います。
以下参考。
ただの医師じゃねえかこんなもん 

http://hawaiisk.exblog.jp/i2/

Q4 目標点数設定
一言で言えば、科によって、またプログラムによって異なります。
Family Medicine・ Pediatricsでどこのプログラムでもいい:80代後半で十分だと思います。
Internal Medicineでどこのプログラムでもいい:90前半で十分だと思います。
ちなみに、ある中堅クラスのNeurologyの面接足きりラインは85.私の入ったプログラムの面接足きりラインは90でした。残念ながらEmergency MedicineやSurgeryなどの点数はわかりません。しかし2008年MatchでMatchした日本人が実際いるので、初めからあきらめることはないと思います。
受験一回目で通ることも大事だと思います。

アメリカの医学生の平均点は88-91なので、これを超えることがまずは目標といえるかもしれません。

日本人感覚的には小学生以来の癖で”なんとなく90+”ですが、アメリカ人感覚はちょっと違うので注意したほうがいいかもしれません。 Scoring Systemは正規分布となり、どちらかというと3DigitScoreが判定の基本みたいです。それによると235/94を超えれば+1SD:Top16%にはいるし、>255/99であれば+2SD:Top 2.5%です。アメリカ人的にはCompetitiveなUroやDermに行くためには240が目標らしいです。つまり>240/95はアメリカ人的にいいスコアといえます。http://medfriends.org/specialty_info.htm


Q5 Score Estimator
カプランQbankやU-world、NBME self assessment testなどの点数から、本番試験でどれだけ取れるかを予想するEstimator。かなり正確です。Cost Freeです。やってみてください。面白いですよ。以下参考。
Medfriends.org


http://medfriends.org/
医学部生改め、研修医のUSMLEお受験ブログ   

http://blog.goo.ne.jp/terumichi0825

Q6 最後に・・・精神論
USMLEの成功の鍵はとにかく“気合い”と“自分を信じること“であろうと思います。勉強を楽しみつつも歯を食いしばる瞬間が必要だと思います。勉強している間、病棟・ORにて経験を積んでいる同僚においていかれる不安に付きまとわれ、どうして何年間もこんなことしないといけないのか、いったいUSMLEで悪い点を取ったらどうなるのか、めんどうくさい英語でのApplication作成や2CSの宿の手配・・・などなど、くじける要素がいっぱいです。しかし、乗り越えると、そんなもんだよね~みたいな感じです。大学受験に似ていますね。皆さんも大学受験の前後の気分の変化をおもいだしてください。あれに似ていますから・・・