<概要>
MSPEとはMedical Student Performance Evaluation の略で、早い話Medical Schoolの詳しいTranscriptなのですが、今年は11月1日にプログラム側からの閲覧が解禁になっています。したがって、10月20頃には遅くともECFMGに着く必要のある書類です。MSPEは基本的に学生と学校が共同して作成するものですが、私の場合にはほとんど手作りして、学校側に送り、学長のサインをもらって、内容確認してもらってECFMGに提出になりました。詳しい概要についてはIserson's getting into a residencyを参照してください。
<計画と作成>
いくら雛形があるといっても、なかなか大変です。作成した後にはアメリカ人によるチェックも必要でしょう。更に、何を書けばいいのか?という欄ももあります。遅くとも9月初旬には作成開始し、9月下旬には医学部に依頼が届き、10月15には発送してもらう必要があります。MSPEの成績を見てからInterviewをOfferしてくるところが多いので、11月1日に遅れると致命傷になる恐れがあります。
<参考>
MSPE作成ManualはECFMGのサイトからPDFファイルで得ることができます.
おそらく毎年ちょっとづつ変わる可能性があるので作るときには最新版を確認してください。Manualの存在にもかかわらず、ちょっとよく分かりませんでした。僕はほとほと困った挙句、Internetをみていたら、Samp leを見つけてしまいました。http://medicine.nova.edu/comsas/mspe.html
僕はこれをみて作ったら3-4日でできちゃいました。
<ピットフォール>
成績表との一番の違いは、
一般教養の科目(数学等)の成績はグラフにはいれない。
泌尿器科などのまいなー科目の成績グラフもいらない。
逆に、アメリカで必須科目のIM, Surg, FM, Peds, OB, Psych, Neuroの成績グラフは必須、ということでしょう。
僕の大学では、FMとNeuroはなく、ただ第1-3内科に分かれていただけなので、大学に承諾を得て、MSPE上は第2内科の成績をFM, 第3内科の成績をNeuroにあてがいました。
送付方法ですが、郵便局にEMSというパッケージがあります。これはA4サイズの紙がしっかり入る硬い封筒なのですが、これで出すと定額1000円で、日本国内からECFMGに4日以内には届きます。