Q1 どちらが先か?Step1 vs Step2CK
学生さんなら1から、初期研修後なら2CKから・・・かもしれません。どちらをさきに受けるにしても、後に受けたテストのほうが点数がいいことが多いと思います。私の場合、働きながら1年4ヶ月の勉強期間でStep 2CKから受けて221/91でした。少し点数的に物足りないなと反省して、Step1に取り掛かりました。2CKで勉強のやり方は重々承知だったので、4ヶ月休職し、勉強に集中して234/98でした。ちなみにStep3は半月しか勉強しませんでしたが、2CKと知識がかぶるので勉強量と比べるとまあまあで213/88でした。
Q2 何の本をやればいいのか?カプランに通うのか?どのくらいの期間なのか?
人それぞれです。わたしの場合、Step1はQbank, first aid、Step2CKはU-world、Step2CSはKaplan(LA 5days course)。Step3はU-worldとFirstaidが基本でした。(その他参考書類はいろいろでした。)このあたりは多くのブログにのっているので参考にしてください。
ただの医師じゃねえかこんなもん
http://hawaiisk.exblog.jp/i2/米国臨床留学・医学教育のブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/druenishisub
彼らはUSMLE Score 99(最高点数)をたたき出している人々です。
Q3 学習計画: いつまでにStep1,2を終わらせればいいのか?
これ大事です。一言で言えば、ECFMG certificateを8月31日までにGetするように計画するとBestです。詳しくは“Eras-Match”で述べます。
Q4 NBME self assessment test
どの本をやったらいいかよりも大事なのが、どのタイミングで受けたらよいかということ。つまり、目標を定めてその点を取れるようにしてから受けることが大事です。僕の場合は2CKを90以上あればいいや・・・くらいの気持ちで受けて、ぎりぎりでした。Step1のときはしっかり模擬試験(NBME self assessment test)を受けていたので95以上はありそうだと思い安心でした。NBME self assessment testは50$でオンライン4時間の試験です。超お勧めです。大学受験ではないので、模試で納得いく点数が取れるまで本試験を延期したほうがいいと思います。
以下参考。
ただの医師じゃねえかこんなもん
http://hawaiisk.exblog.jp/i2/
Q4 目標点数設定
一言で言えば、科によって、またプログラムによって異なります。
Family Medicine・ Pediatricsでどこのプログラムでもいい:80代後半で十分だと思います。
Internal Medicineでどこのプログラムでもいい:90前半で十分だと思います。
ちなみに、ある中堅クラスのNeurologyの面接足きりラインは85.私の入ったプログラムの面接足きりラインは90でした。残念ながらEmergency MedicineやSurgeryなどの点数はわかりません。しかし2008年MatchでMatchした日本人が実際いるので、初めからあきらめることはないと思います。
受験一回目で通ることも大事だと思います。
アメリカの医学生の平均点は88-91なので、これを超えることがまずは目標といえるかもしれません。
日本人感覚的には小学生以来の癖で”なんとなく90+”ですが、アメリカ人感覚はちょっと違うので注意したほうがいいかもしれません。 Scoring Systemは正規分布となり、どちらかというと3DigitScoreが判定の基本みたいです。それによると235/94を超えれば+1SD:Top16%にはいるし、>255/99であれば+2SD:Top 2.5%です。アメリカ人的にはCompetitiveなUroやDermに行くためには240が目標らしいです。つまり>240/95はアメリカ人的にいいスコアといえます。http://medfriends.org/specialty_info.htm
Q5 Score Estimator
カプランQbankやU-world、NBME self assessment testなどの点数から、本番試験でどれだけ取れるかを予想するEstimator。かなり正確です。Cost Freeです。やってみてください。面白いですよ。以下参考。
Medfriends.org
http://medfriends.org/
医学部生改め、研修医のUSMLEお受験ブログ
http://blog.goo.ne.jp/terumichi0825
Q6 最後に・・・精神論
USMLEの成功の鍵はとにかく“気合い”と“自分を信じること“であろうと思います。勉強を楽しみつつも歯を食いしばる瞬間が必要だと思います。勉強している間、病棟・ORにて経験を積んでいる同僚においていかれる不安に付きまとわれ、どうして何年間もこんなことしないといけないのか、いったいUSMLEで悪い点を取ったらどうなるのか、めんどうくさい英語でのApplication作成や2CSの宿の手配・・・などなど、くじける要素がいっぱいです。しかし、乗り越えると、そんなもんだよね~みたいな感じです。大学受験に似ていますね。皆さんも大学受験の前後の気分の変化をおもいだしてください。あれに似ていますから・・・
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